位相差板とも呼ばれる波長板は、2つの相互に直交する偏光成分の間に光路差（または位相差）を生成することにより、光の偏光状態を変更する光学デバイスです。入射光がさまざまなタイプのパラメータを持つ波長板を通過するとき、直線偏光、楕円偏光、円偏光などの出射光は異なります。特定の波長では、位相差は厚さによって決まります波長板の。

波長板は通常、石英、方解石、雲母などの正確な厚さの複屈折材料で作られ、その光軸はウェーハ表面に平行です。標準波長板（λ/ 2およびλ/ 4波長板を含む）は、1064 nmの20 nsパルスで10 J /cm²を超える損傷閾値を持つ高出力アプリケーションでの使用を可能にするエアスペース構造に基づいています。

ハーフ（λ/ 2）波長板

λ/ 2波長板を通過した後も直線偏光は直線偏光ですが、合成振動の振動面と入射偏光の振動面には角度差（2θ）があります。θ= 45°の場合、出射光の振動面は入射光の振動面に垂直になります。つまり、θ= 45°の場合、λ/ 2波長板は偏光状態を90°変化させることができます。

クォーター（λ/ 4）波長板

偏光の入射振動面と波長板の光軸とのなす角度がθ= 45°の場合、λ/ 4波長板を通過する光は円偏光になります。さもなければ、λ/ 4波長板を通過した後、円偏光された光は直線偏光されます。λ/ 4波長板は、光を2回通過させる場合、λ/ 2波長板と同等の効果があります。

WISOPTIC仕様–波長板